チャオム。大好きな葉っぱです。かなり癖があります。タイのハーブではパクチーと双璧をなすぐらいの個性的な葉っぱですね。チャオムはアカシアの仲間なのでトゲトゲです。食べるところは柔らかな茎と葉っぱの部分。ちょっと堅くなってしまった茎は葉っぱだけを採ってから捨てちゃいます。画像のように成長すると堅い木になりますので、食べられるところは柔らかい部分だけになります。画像の葉っぱはもうかなり成長してしまい食べるにはあまり適しません。若いところを食べましょうね。茎も若くて柔らかな部分はトゲトゲも食べられますよ。兎に角、身体に良さそうです。そして臭いけど、美味しいです。いやいや、臭いものほど美味しい、というのが私の持論ですが、それをそのまま表したような葉っぱがこのチャオムです。一番ポピュラーな食べ方は、卵焼きにしたり、天ぷら、そしてケーン・ソムの具になったり、ナムプリック・カピなどと一緒に食したりと。これが旨いのです。たくさん食べていくと食べている本人もその臭さにたじたじとなるぐらいにその臭いが鼻についてきます。特に歯の間挟まってしまうと最悪ですね。ものすごい口臭になりますのでご注意。同じく臭いことで有名なサトー豆は、豆自体はそんなに臭くないのですが、このチャオムはかなり臭いますね。タイ人でもこの臭いが苦手、という人が結構いるようです。しかし、このチャオム、かなり病みつきになる葉っぱの一つです。ナム・プリックがあればチャオムとパクチーだけで酒の肴になってしまうほどです(そんな酒の呑み方をするのは私だけ?)。
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