インドカレーの専門店「Hinlay Curry
House」。インド料理屋ではありませんが、ここのインドカレーは格別です。シンガポール仕込みの本格インドカレーを、静かでゆったりとしたガーデン内
で食することができる隠れ家的レストランです。名前の由来となったハンレー(Hinlay Curry)とはビルマ式カレー(ゲーン・ハンレー)のこと。タイの普通のカレーとはひと味異なりスパイスの利いたインド風のカレーです。外国人には馴染みのある比較的食べやすい味が特徴です。そのハンレーを店名に頂いた「Hinlay Curry
House」はタイのHinlay Curryを越えて味は本格派のインドカレー。外国人向けのマイルドなだけのレストランと思ってしまうと間違えます。しっかりとスパイスが利いて食材の味を生かした各種インドカレーは、そんじょそこらのインド料理屋を遥かに凌駕しているからです。味も一流ですが、ここは雰囲気が素晴らしい。街の喧噪から離れた住宅街の一角。ガーデン向こうに構えるコロニアルスタイルの瀟洒な邸宅は、Anna Leonowensの息子であるLouis T. Leonowens所有のものであった由緒ある建造物です。Anna Leonowensとは、「王様と私」、「アンナと王様」等で知られる家庭教師のアンナさんのこと。 場所はWat Kate裏の高級住宅街。ワローロット市場から丁度お散歩にいい感じの距離。メナム・ピンを渡り、正面にあるWat Kate内を通り住宅街に出ればすぐ。メナム・ピン沿いには感じのいい店も多いですが、ちょっと足を伸ばして落ち着いたガーデンで優雅にインドカレーを食べるというのもなかなかです。
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