チェンマイのDe Naga ホテルのオープンセレモニー。バラモン僧が儀式を司ります。儀式全体をプロデュースしている人はナイトバザールにお店を出していた人でした。ブラフマー神像、ヴィシュヌ神像やガネーシャ神像が飾られます。ホラ貝が吹かれ、クライマックスにはホーマー(護摩)の儀式が行われました。この祭壇で燃えているのはアグニ神です。このアグニ神(火の神)に供物を投じ、それが燃え、煙となって天に届けられるのです。つまりアグニ神は天界と人間界を結ぶ媒体の役割をするたいへん重要な神様なわけです。アグニ神に投じる供物が下の写真です。タイはテラワーダ仏教の国として知られていますが(もちろんイスラム教徒もヒンドゥー教徒、シーク教徒も多いです)、その仏教はヒンドゥー・バラモン教の影響を強く受けて渾然一体となっているところもあり、王室関係の儀式ではバラモン教が深く関わっているぐらいです。
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