至福の朝ご飯。タイ料理で何が一番旨いかと言えば、やっぱりプララーでしょうね。トムヤムでもなくゲーンでもなく、ソムタムでもカオマンガイでもない、プララーです。ヤムでもシーフードでもありません。断然プララーです。マンゴでもドリアンでもない、何と言ってもプララーです。それぐらいに惚れ込んでます。何が旨いってこれほど旨いものはありませんよ。ソムタムだってプララーが入ってないものはちょっと味気ない。 えっ? プララーを知らないって? タイに行ったことがあるくせにプララーを食べたこと無いってか? それはちょっと可哀相だね。 プララーを知らずにタイ料理を語ること無かれと。東南アジア・タイが誇る発酵食品ですね。平たく言えば、塩漬けの魚を発酵させた臭いヤツです。カンプーン・ブンタヴィーの名作「東北タイの子」中でも何もおかずなしでプララーと糯米だけで食事をしている印象的な場面が出てきます。でも実際それだけでご飯が進みとても美味しいんですよね。ビールのお供にするときは野菜につけて最高! 少量でも食い応えがあるので結構残ります。残った物は朝飯ですね。熱々の美味しい香り米に混ぜ込んで、そう、「おかか」みたいな感じです。食がすすみますよ。ぜひ一度お試しを! このプララーは美味しい香り米だけでなく外がパリッとして中がふんわりしたバケットにつけても美味しいです。その場合のプララーはココナツミルク入りの少し汁気の多いものが相性ばっちり。止められなくなりますよ。これにははじめ馬鹿にしていたタイ人もビックリのおいしさです。プララー・ファランセと勝手に呼んでいます。兎に角一度ご賞味あれ。
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